整体師は今後、生き残っていけるのか・・・

下町の片隅で細々と整体店を営む『俺』が、飽和状態に陥る整体業界、接骨業界ついて勝手に語るブログである。

整体師、【己の腕とタオル一本では食っていけない】という事実

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現在、コロナというこのたった3文字のウィルスのおかげで世界中が大変な事になっている。

この影響は、療術業界に大なり小なり影響を与えているはずだ。
メディアへの露出も多く、女性客から多大な人気があったと言われるマッサージ店さえもコロナを理由に1店舗を閉店させた。

また、とある治療院さんでは、外へ出る人々が減ったこの期間中に無料の遠隔治療なるものを始めたという。
さらには『コロナに打ち勝つためには免疫力を上げる必要がある、だから当店で免疫力アップのマッサージを!』とアピールする整体店も出て来た。

外へ出るなと言えば遠隔治療をはじめ、外へ出るなと言っても『当店に来い』と言う。

さすがカオスな整体業界である。

え?俺?

この闇が明けたら、バイトでもすっかなぁ~

と、2週間ほど前から考えている。

さて、そんなカオスな整体業界であるが、昔は、

タオル一本あれば食っていける

と、言われていた素晴らしき職人商売であった。

しかし今の時代、タオル一本で【食っていけるかボケェ】という現実を、今日も暇なんで勝手ながら語っていく!

[整体ベッドは整体師の腕の次に重要]

昔昔、銀座にいましたな。

タオルを一本持ち、その場で誰にでも整体施術をするというおじさんが。
今だったら『ここでの営業許可とった?』と言われ即終了であろうが、まぁそこらへんは良き時代であった。

そんなおっちゃんも、タオル一本で?と期待させておきながら、どっからともなく出て来た椅子に客を座らせた・・・

イス使うんかぃ!!

と、思ったものである。

しかし、整体施術をするにあたって椅子でなくとも、整体ベッドとは非常に重要な存在となる。
なぜならその整体ベッドは、客が整体師の次に自身の身を委ねるものとなるからだ。

俺はお勤め整体師であった時、店側が用意するベッドが使いづらくて仕方なかった。
手前味噌ではあるが、身長のわりに脚の長い俺にとってはベッドは低くなんとなくやりづらいと常に思っていたものだ。

独立開業する際には、必ず自分の身体にあったベッド、そしてどんな体型の客でも何の心配もなく寝心地の良いベッドを用意するんだ!と堅く心に誓った。

つまり、整体師は、タオル一本より何より、整体ベッドひとつが必要不可欠となる。

出張先の【床に敷かれた布団】なんざ、本来、

冗談じゃねぇ

である。

整体師もぬるま湯に浸かっちまったもんだぜ・・・

 

[店内雰囲気は昨今、整体店における最大重要事項となる]

雰囲気とは、なんにおいても大事である。

例えば俺であるが、特に整った顔ではない。
今はやりの俳優らのように、小さな顔にぱっちりとした目という作りでもない。
毛量も十分ではない。

しかし、そこそこ高い身長を爽やかなポロシャツと細身のトレパンで飾り、顔・身体は常に清潔に保てば、まぁ雰囲気は悪くはない。

雰囲気はあくまで雰囲気である。
雰囲気を作ったとて、並みの顔が上等になるわけではない。

しかし、雰囲気を作れば、並みの顔でも『ちょっと爽やか』くらいにはランク上げできる。

店内雰囲気も同じだ。
店内雰囲気とは、整体師や整体店の欠点をうまくカバーする。
なんだったら時に、消費者の財布の紐を緩ませる事すらできる。

俺のような並男の整体店であても、店内雰囲気を良くすることで、『あの店、なんかイイ感じ♪』となる。

古い建物であっても、店内雰囲気を良くする事で『わぁ意外♪』となる。

胡散臭い通りにある整体店であっても、店内雰囲気を良くすることで『意外と居心地がいい』となる。

まだまだ胡散臭いイメージのある整体の店内雰囲気を良くすることで『親しみが持てる』『安心』となる。

客の心を掴んで次に繋げるには、雰囲気とは重要だ。

雰囲気を引き合いにだした場合、タオルなんざちっぽけな存在でしかない。

[化粧台や豊富なアメニティーは常識]

昨今の女性はみな美しい。

と、女性に媚びてみたが、まぁ往々にしてそうだろう。(という事にしておこう)
70代の女性であっても施術後は必ず鏡の前に座り紅をひく。

50代の主婦は、しっかりドライヤーで髪をセットし直し頬紅まで塗っていく。
20代女性は、これから遊びに行くからと、鏡とアメニティーを占領する。

男も同じだ。
用意してある何種類かのコロンの香りを比べ、気に入ったものをつけ、ブラシで髪をとき、なぜか決め顔をする。

整体とは、整体ベッドの上で、仰向け、うつ伏せ、横向きとなる。
頭のマッサージを行えば、整った女性の髪、整髪料で固めた男の髪は、ぐしゃぐしゃだ。

それを、

そのまま帰れ

なんて、今の時代あり得ないことだ。

施術を受ける前と同じクオリティーいやそれ以上になってお帰り頂きたい。
そのくらいの気持ちで豊富なアメニティーを揃える。

女性用、男性用となんとなくわかる様にブラシを置く。
メイクを直したい女性のために、コットンや綿棒を揃え、これから出かける女性のために、ホットカーラーまで用意した。
施術が終わる少々前に、そのホットカーラーのスイッチを入れてやる。
前髪専用カーラーだって用意した。

男女兼用のくせ毛直しスプレーもある。

油ぎったおっさんのためには、油とり紙も用意。
これからスナックにでかけるおっさんのために数種類のコロンも。

これらアメニティーのサービスを始めた当初は大好評であった。
始める前は、女性の常連客に、何があったら嬉しいか聞いたもんだ。

こういった細やかな無料のサービスが、昨今タオルより何より必要なのである。

客からすれば、このアメニティーサービスを前にしたら、タオル?

んなもんどうでもいい

となる。

[タオルより何より整体師、着替えを用意しろ]

スメハラなんて言葉が浸透しましたな。
スメルハラスメント・・・
体臭などで回りの人間に不快な思いをさせる事ですな。

客とそれはそれは近い距離で仕事をすることになる整体師が臭ってはならない。

爽やかな匂いであればいいが、体臭はあってはならない。

クサい整体師に数十分も施術されたのでは、客からすれば、

地獄

である。

もちろん、客は二度と来ないだろう。
たぶん、施術開始15分あたりで『二度と来るか』と決心している事だろう。

ただ整体師、真剣に施術すれば汗くらいかく。
10分の施術で10000円の料金をとるクールなビジネス系整体師なら話は別だろうが・・・

多くの整体師は額に汗して施術する。
いいや額だけじゃない、あんなトコやそんなトコ、こんなトコまで?!!ってトコまで汗をかく。

だから、整体師とは常に着替えを用意しておかなければならない。

あそこの整体師臭いよね・・・なんて噂されたらもう立ち直れない・・・

という事で整体師はタオルよりも【着替え】が重要となる。

 

[けっきょく・・・]

整体師はタオル一本あれば食っていける・・・という素晴らしきキャッチコピーを使えた時代はもう幕を閉じた。

今や新規獲得やリピーター確保のために、タオルより何より必要なものがわんさかある。
整体ベッドや豊富なアメニティー、観葉植物だって常識だ。
着替えの他にも、パソコン、スマホ、アカウント、ブログ、フェイスブックツイッター、様々なものを駆使する。

もう、タオル一本で・・・なんて夢ある時代は終わった。

これからは、店内には様々なものを用意し、自店アピールのためには様々なものを駆使する。
それが整体業の当たり前になっているのだろう。

だが俺は、タオル一本で食って行くんだ!と目をギラつかせ馬車馬のごとく働き金を貯め、いつかのあの夏、整体店をオープンさせたのさ・・・

 

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